井の頭公園のゴミ箱にバラバラにして捨ててやりたい

焼き肉を食いました。牛とか鳥とかを殺してバラバラにしたあと火で炙って食う料理、です。

ぼくは焼き加減とかよくわかんないので、たいていはいっしょに来てる人に焼いてもらいます。


ぼくが焼くと、早すぎるか遅すぎるかのどちらかになります。生焼けか、丸焦げか。いま、なんだか「生きるべきか死ぬべきか」みたいな言い方になりました。とにもかくにもぼくが焼くとわりと胃が死ぬので、人に任せます。

 

でもそのあいだぼくがぼーっとしているかといえば、そんなことはないです。


グラスのお酒の量とかチェックして減ってたらタイミングを見て店員さんを呼んだりしますし、たまに肉を食べることに集中しすぎて忘れたりすることもありますが、それはいいじゃないですか。文句、言わないでください。そんな小さなことで。

 

よく女の人が、せっかく手料理を作ったのに調味料をかけられてむかついた、みたいな話を言うことありますけど、器が小さいと思います。
逆の立場なら、ぼくが作った料理にマヨネーズとかどばどばかけられても怒らないです。むしろ「おい!俺のぶんのマヨネーズを残しとけよ!」という意味で怒るくらいです。

 

まぁ焼き肉を食ってて文句を言われたことも、調味料かけて怒られたこともないですけど…。
でも去年バーベキューをした時に友達の奥さんが来てて、ぼくがフランクフルトを食べて棒を捨てようとゴミ袋に入れたら「え?なんで?なに捨てた?それ生ゴミ捨てる袋だから!」って怒られたことあります。

 

たしかにゴミ袋は3つありましたけど、1つは空き缶が入ってて残り2つはからっぽだったので初見でクリアするのはリアルラックに頼らざるを得ない。


つまり、そのババアしか「燃えるゴミ用の袋」と「生ゴミ用の袋」を区別できないわけで、ぼくはババアの身勝手なゴミ分別意識に震えてしまいました。しかもそのババアとは初対面だったうえにそれが第一声だったのでとても怖かったです。「あ…はい…ひぇぇ…」とか言って。

 

バーベキューには人がたくさん来てて鉄板も何枚かあったので、そのあとぼくはずっとそのババアから距離をとって肉を食べていました。だって食ってるだけで「なんで咀嚼してるの!?」とかキレてきそうじゃん。

 

焼き肉は美味しかったです。

 


おしまい