あーウォーレンがパパだったらよかったのに

 

 クッションで幼児を叩いて笑ってる動画むかつきますね。見てないですけど…。

 ぼくはもう、ああいうの見れなくなってるんですよね。気分が落ちます。むかしは、そうでもなかった気がするんですけど、いまはダメですね。歳を重ねて心境の変化があったんだろう…と思いがちですが、どっちかというと殴られてる子供の気持ちにシンクロしてたりするので、歳を重ねてるどころかベンジャミンバトン的心境変化に近いですが…。

 

 ベンジャミンバトン的価値観で…要するに子どもの気持ちになって考えると、虐待されるのが嫌だ死ぬのはごめんだ…って前提があったうえで、ぼくが子供だとして、いちばん嫌なのは低所得者に殴られることですね。やっぱほら、虐待してるやつらって低所得者ばっかだから。

 

 たとえばウォーレン・バフェットが内縁の夫として現れたとして、殺されるのは困りますけど、ウォーレンに虐待されるぶんには良いじゃないですか。

 いや、良くはないんですけど、希望が持てそうっていうか…「この根性焼きのひとつひとつが、いずれ帯封に変わるんだ…!」とか思えそうで。

 

 だけど、低所得者に殴られてもね。

「えっ!金もないし学もない、それだけじゃ飽き足らず、暴力まで…!?」ってね、焦るから。なにも良いとこないじゃないか。

 

 つまり、虐待されるにしても、その加害者がウォーレン・バフェットほどの資産を持っていないと被害者側の子どもは苦しい現実に折り合いをつけて納得ができないわけですから、実質的には誰も子どもを殴れないって話ですね。