めっちゃババアって言ってる
熊本にババアがいるんですけど、100歳の。101歳だったかも。まぁどっちでもいいでしょう、誤差、誤差。
さっきぼくの携帯電話に、そのババアが入ってる老人ホームから連絡がきて「とうとう死んだか。干からびて」と思ったら、普通にババアがヒマだから電話してきただけでした。
ババアは100年モノのくせにボケてないので、毎日のように麻雀やってるらしいです。いわゆる健康麻雀ってやつだと思います。でも、まわりのメンツは、麻雀はできるけどちょっとボケかけてるみたいなジジババたちが多いらしく、たまに堂々とイカサマしてるそうです。フリーパス、余裕でバレないって。
で、そんな話はどうでもいいので普通にコロナの話をふったんですけど「なかなか死ねないからちょうどいい」ってコロナを心待ちにしてました。ババアって鉄板ネタみたいに死ぬ死ぬギャグ言うよな。
まぁ…コロナの話をふってもデスジョークしか言ってこないから、もういいかって感じで話を終えようと思ったんですけど、突然ババアが話を変えてきて、相槌を打ちながら聞いてたら、ババア、バツ2だったらしい。なんやそれ。バツ1だと思ってたわ。
ババアは最初の夫が戦死して、その弟と再婚して、その弟こそがぼくのジジイ、と聞いてたのですが、もうひとりいてたらしい。でもこの電話、会社で休憩中に話してたし、ちょっと切らなくちゃいけなくなって詳しくは聞いてません。
たぶん、もう闇のなかに葬られるでしょう。ババアと喋る機会、もうないだろうし。死ぬからね、ババア。残念。
おしまい