母の日に送るのはリインカーネーション

携帯に着信があったので画面を見ると『老いぼれ』と表示されていたので電話に出たら母親でした。

 

「なんや?ついに親父が殺されたんか?」と思っていると「大分に行って親戚の結婚式に出てきたからお土産をお前の家に送ったで!」とかいうどうでもいい話でした。

いや、本当はどうでもよくない。なにがどうでもよくないかといえば、ババアがお土産を送った家にぼくはいません。もうとっくに引っ越してるから。ババアって、やっぱり遅れとるわ。最先端情報をキャッチせんかい!

 

うーん、めんどくさい。説明するのがめんどくさい。ぼくは親にほとんど自分のことを話してないんですね。引越し先の住所を教えたら済むだろって思うかもしれませんが、その住所の名義は同居人の名前なので、それも説明しなきゃなくなるのでめんどいって話です。

 

で、結局、なにも言わずに電話を切りました。お土産は実家に返るんでしょうが、まぁいいでしょう。また電話かかってきたら無視しようかと思います。こういうの、しんどいよ!マジ無駄な労力。こういうことがあるから親は嫌だよ。年寄りは黙ってキューリのキューちゃんでも食っといてほしいよ。まぁぼくもキューちゃん食べますが…親がぼくのキューちゃんを奪ったら箸で両目を突きますけど…両目が突けるように箸ってのは二本あるわけですから。

 

そういえば会社から貰ってる交通費も前の家で計算されてる。ぼくが言ってないからですが。これは別に単に手続きすればいいだけなので、やればいいだろって話ですけど、まぁなんだかめんどうだし後回しになってる。後回しにできることっていうのは、いまやらなくていいんだから、いましか生きることのできない三次元の人間たちでは、永遠にやることはできないでしょう。しかたないよ。

 

ぼくは仮に結婚したとしても、できることなら親には言わないでおきたいと思っています。別に隠したいわけじゃなくて「結婚したで!」「さよか!ほな寝るわ!」くらいで会話が終わるんならいいですけど、終わらないじゃないですか。

たまに「残りの人生で親に会う機会なんて数えるほどしかない。年に一回会うとしても、親の年齢を考えるとトータルで一ヶ月もないかもしれない」みたいなことを言う人いますけど、多いよ、一ヶ月って。そもそも子どもの頃に十年単位で会ってたんだから、もう充分よ。あいつら、おもしろいこととか言わないし。親ってのは全員センスないから。お母さんのギャグってマジでどうしようもないからね!

 

今日はなんだか憂鬱な内容になってしまいました。すみません。次は賑やかで明るい話をします。そうですね、電球の話ですね。

 

 

おしまい