よくよく考えたらジジイの書いた文章なんか読んでる暇ない

ウエルベックって人のセロトニンって小説を読んだんですけど…ウェルベックじゃないよ、ウエルベックね。ウェルベックで検索すると謎の球蹴り野郎が出てくるから。

 

ウエルベックって小説家は20年くらい前に素粒子って小説でデビューしたんです。よく知らないけど、もしかしたら違うかも。でも、ぼくが素粒子を読んだの高校生の時だから、たぶんそうだし、素粒子が売れたから知名度が上がったのは間違いないです。フランスの作家なんですけど、当時はパリのスーパーとかにも置いてたくらいらしいです。キャベツのとなりに素粒子

 

この人の小説は、たいてい、パッとしない性的コンプレックス抱えてるような男が主人公で、挑発的な社会風刺をしつつ急にSFが入ってくるような話が多いんですけど、素粒子の頃は社会風刺的要素は薄めだったと思います。少なくとも童貞高校生だった時のぼくは「フランス人もチンコマンコのことで悩むんだなぁ」程度にしか思ってなかった気がします。

 

最新作のセロトニンは主人公の恋人が日本人女性です。フランスの小説なんかを読んでると、日本人女性ってのはバカにされてる時があります。要は「フランス(ていうかパリ)に憧れと幻想を抱いてくる日本人女性はバカばっか」みたいなことを言われてるんですけど、ウエルベックにもよくバカにされてますね。しかし、日本人女性でウエルベックに怒ってる人は見たことないです。だから別にいいのかも。

 

ぜんぜんセロトニンの感想を言ってないですけど…いや、ウエルベックは好きなんですけど、セロトニンも別につまんなくはなかったんですけど、こう、ウエルベック自身があんまり力を入れて書いてない感じがするっていうか、適当に書いてるっていうか…。

 

よくある書評ブログみたいなの書こうとしましたけど、この記事、訴求力ゼロかも。なにも言ってないも同然だもん。まぁ、普段からなにも言ってないようなもんなので、いいでしょう!

 

 

おしまい