今日は食い物の話は出ないから

収容所の話はもういいか。というか、昨日もちらっと書きましたけど、収容所のことなんてみなさん行ったことなくてもだいたい知ってると思うんで、広く知られてることをわざわざ書いてもしょうがないし、じゃああんまり知られてないであろう部分を書こうって意識すると「アウシュビッツでアイスクリーム売ってた」みたいな話になっちゃうんですね。

 

他に映画とかで出てこなさそうな場面でいうと、トイレかな。ユダヤ人が収容されてた部屋のトイレ。これはですね、穴です。ただの小さな丸い穴が並んでました。実際にどのような体勢でウンコとかしてたのかまでは説明されませんが、たぶん和式スタイルでやってたんじゃないかな。これ、地味にきつかったと思います。ユダヤ人、相撲しないから慣れてないじゃん。当然、穴に仕切りとかパーテーションなんてないんで、しゃがんできばってるんだけど、つい後ろに転んだ時とか恥ずかしかったんじゃないかな。

 

昨日の記事でクラクフワルシャワをまわるツアーと書きましたが、当然アウシュビッツ以外も観光スポットには行きました。城があるんです、城が。ぼくもあんまりよく覚えてないですが、日本人ガイドさんが「ドラゴンの伝説がありまして〜」とか言ってて、城の庭?庭園?まぁ外にドラゴンの像がありました。もしかするとドラゴンクエストに出てくる威圧感のある強そうなドラゴンを想像するかもしれませんが、というかぼくもそんな感じで想像してましたが、実際の像は、なんだろうな、序盤に出てくる強めのモンスター程度の見た目っていうか、どうのつるぎで倒せそうな感じっていうか、経験値低そうな姿でした。戦略などいらぬ、物理で押せば終わりって感じ。

 

城も、そのあと洞窟にも行ったんですけど、どっちもやはり観光地化されてるんですね。ヨーロッパの古風な城と見せかけて、おみやげ屋さんが普通にあってドラゴンのぬいぐるみとか売ってるし、洞窟は洞窟で照明つけまくりーのライトアップしまくりーので、むしろ外より明るいんじゃないのか、イルミネーションのイベントみたいな感じ。やっぱ、洞窟はたいまつを持って行きたいわね。他の観光客はキアリーくらいしか使えないだろうけど、こっちはレベル62くらいあるから余裕よ。

 

つっても、ツアーだったから行っただけで、たぶんひとりぼっちで行ってたら無視してたと思います、そういうところ。だから逆に良かったかもね。「ポーランド来たで!アウシュビッツ行ったろ!…そろそろ帰るか!」だと日帰りで終わっちゃうもんね。今日はブックオフ行ったろ!くらいの感覚でポーランド行くところだった。あ、ちなみにアウシュビッツも城も洞窟も、クラクフ周辺の話です。このあとにワルシャワ行ったけど、その話はまた明日や!つっても、そんな覚えてもないし、たいした事件はなかったけど。

 

 

おしまい