もうこれにて不倫の話は終わるよ!

まだ不倫の話するのか?
いや、もういいでしょう。しかし昨日も一昨日も、なぜか不倫を肯定してるような内容になってしまったので(別にぼくは肯定も否定もしない日和見人間なのですが)ちょっとはフォローもしとかないと、ぼくがオチンチンをシコシコすることしか考えてない陰茎人間だと誤解されるおそれがありますよ。


今回の東出昌大さんの不倫に限ったことじゃないですが、世の女性は男性が想定してる以上に不倫に対して厳しいわけです。ネットの意見なんかを眺めてると「マジギレしてるじゃん。こいつ、夫が不倫したら刺し殺すんじゃないの?そしてボディを透明にするんじゃないの?」ってくらい過激なことを言ってるでんでん系の女性もいるじゃないですか。


不倫したくらいで死刑にされるのは、どう考えても罪と罰のバランスが崩れてはいますが、なんにせよ不倫っていうのは女性がそれくらい怒る行為ではあるわけです。男性でいうとどれくらいだろ?タマキンにロケット花火をぶつけられた時の怒りくらい?


さて、なんとか女性の味方になろうとしてるんですが、特になにも思い浮かびません。うーん。まぁ普通に考えれば結婚は契約なので、不倫ってのは契約破棄とか契約不履行って話で、怒るのも当然ともいえる。裁判でも不倫した側が負けるでしょう。しかし、それはあくまで原理原則やルールの問題であり、怒りに一般的な正当性を与えるものでしかない。おそらく女性たちの怒りの根源は、裏切られたこととか嫉妬とか、個別の感情的なものでしょう。感情というのは複雑なので、不倫がただのルール違反でしかないのならばペナルティを与えるだけで解決できますが、当然、実際の夫婦関係はそう単純ではない。感情の修復は難しいものです。「晩ごはんはハンバーグだけど、お前は不倫したから豆腐ハンバーグとする!罰だ!」とかで納得できるものでもないでしょう。


だからまぁ、不倫が良いのか悪いのかという話は、社会通念上は悪いこととされるけど、個別には良いのか悪いのかケースバイケースとなる。極端な話、夫が不倫したところで妻が傷つかない、それどころか離婚の理由ができたうえに自分にとって好材料が増えたと考えるようなら、一般的には悪くても個別には悪いことでもない。しかしこの妻はひどい妻ですね…肉じゃがにヒ素入れそう…。


加害者というのは被害者がいて成り立つので、そもそも被害を感じる人間がいなければ加害者もないわけです。普通は。なので、件の東出&杏夫婦も一般的な基準では(社会的にとか法的にとか)責めることはできますが、個別には責めることではない。結局のところ、ふたりの夫婦関係がどうだったのかわからないし、ふたりがどう考えてるかもわからないからです。たぶん「ハンターハンターって絶対に完結しないよな」くらいのことしか考えてないでしょう。ふたりともバカそうだし。


なんだか雲行きが怪しくなってきました。結局、東出昌大さんを人格攻撃して責めてるやつらはアホみたいな結論になりそうです。最初に、肯定も否定もできないと言ったのは、一般的な常識の話ではなく、それぞれの夫婦を個別に見ると、いろいろ条件が違うのでそう簡単に判定できないという話です。判断基準は二重にある。長くなったので終わりや!

 


おしまい