ブログを読んでる?このまぬけ!はやく行け!

※以下の文章を書いてる時にスケシンさんのブログを読んでみたらたまたま同じようなこと書いていました。まぁ、ちょっと時間空くからいいよね?

 

そんなわけで、このブログを読んでくれてるみんなは、もちろん「寄生獣」を読んだことあるよな!えっ?ない?お前、非国民?特高に連絡しなくちゃ!

 

寄生獣」とはなにか!

まぁ、漫画ですよ。90年代前半から中盤にかけて月刊アフタヌーンで連載されていた漫画です。くわしくはwikipediaでも読んでください…と思ったけど「寄生獣」のwikipediaはチンタラ長々と書いてあって読みにくいですね。wikipediaってたまにそういうとこあるんですよ。

 

もうめんどいので、この世のすべての人間は「寄生獣」を読んでる前提で話しますが、この漫画のなかで田村(田宮)って女性の寄生生物が出てくるじゃないですか。名前はどうでもいいので気にしないでください。われわれ寄生生物は名前に頓着しないんで。

 

この漫画は名言が多い漫画なんですけど、さっき改めて読み終えると田村は名言製造機なんですね。あっ、この漫画は10巻くらいでまとまってるので読みやすいんですよ。ぼく、何回も読んでますから…「寄生獣」を読むことで精神の安定をはかってた頃があるくらいですから…。

 

「その気になれば3秒で皆殺しにできるわ」

「3人いれば勝てると思ったのか?」

「…だからあまりいじめるな」

 

ぼく、はじめて寄生獣を読んだのは中学生くらいの時なんですけど、その時は田村の存在ってピンと来なかったんですね。田村vs3人のパラサイトなんかは熱く読めたんですけど、後半田村が赤ん坊を育てたり、シンイチの家でアルバムを見たりするじゃないですか。んで、赤ちゃんを守りながら死んでいくじゃないですか。

 

いや、感動的なシーンなんですよ。公園で赤ちゃんを守りながら、寄生生物と人間のはざまで揺れる田村の心情も丁寧に描かれていて悲しさと切なさと作品テーマが融合してて、この漫画全体を見てもかなりの名シーンなんですよ。

 

でもね、このシーン、やっぱいまこの年になって見返すとさらに良いんですよ。確かに中学生の時もおもしろくは読んでたんですけど…まぁぼくも人の親になってもおかしくない年じゃないですか。親にはなってないですけどね、比喩としてね、隠喩的父親じゃないですか、メタファーじゃないですか。

 

実際、田村は寄生生物ですけど、本当の人間でもいっしょだと思うんですよ。子どもって偶然的存在じゃないですか。狙って作るっつっても、それはやはりできるかどうかわからないし、逆にたまたまできちゃうこともある。そんな存在が子ども。

 

だから親になる時も偶然性が強いことが少なくないと思うんですね。たまたま産まれ、たまたま親になる。そして、愛情なんてものは後からついてくるものなんですよ。たぶん。だから人間はみな田村じゃないか?そう思うんです。

 

と、ごちゃごちゃ言うとりますが…「寄生獣」についてはいっぱい語れるので、また今度話すかもしれません。話さないかもしれません。じゃあね!

 

 

おしまい