村田沙也加は安部公房!異論は聞いてない!

これ、言ったら怒る人いると思うんですけどね、先に言い訳しておくと、ぼくは男尊女卑ってわけじゃないんですね。

むしろ女性との関係性においては相手を尊重してますし、むしろ女尊男卑な関係性を築くことが多いくらいですよ。

 

ただね、ぼくの欠点といっていいと思うんですけど、男性と女性ならクリエイティビティの歴然たる差ってあると考えてるんですね。

女性芸人とかマジつまんないと思ってるし…なんでしたっけ?THE Wでしたっけ?あんなの惨憺たるものだったじゃないですか。いやとにかく、笑いだけじゃなく創作センスにおいては男性のほうが三歩くらいリードしてると思ってるんですね。

 

そりゃ個人差はありますよ、これはあくまでも全体を比較しての話です。ぼくだって好きな女性漫画家もいるしナンシー関も読んでたし、個別には認めていますよ。ツイッターなんかでも、ぼくなんかより鋭いツイートしてる女性なんて山ほどいるし。

 

まぁそんな戯言を言うとりますけども、そんなぼくが、好きな女性作家の話をしたいと思います。

村田沙也加という方です。

 

この人はぼくとちょっとした因縁がありまして、ぼくが18歳の時に…群像新人文学賞っていう小説の公募をしている賞があるんですけど…それに初めて小説を送ったんですね。で、しばらくしたら編集者から電話がかかってきて「最終候補まで残りましたが、仮に決まった場合は受賞してくれますよね?」って確認をされたんですね。

 

これはもう貰った!と思いましたよ。まぁ最終候補に残ってる人、全員に電話してるんですけどね。んで、実際には落選しましたよ。そしてその時の群像新人文学賞の受賞者が村田沙也加なんですね。

 

一応ぼくも読みましたよ。でもその時は嫉妬から「けっ、こんなもんか。たいしたことねえな」って強がってました。ただ、もう一人のぼくは「けっこうな才能が現れたな、困ったな」なんて思ってもいましたよ。多重人格なんで、ぼく。

 

村田沙也加の小説って、ちょっと安部公房に似てるんですよ。「コンビニ人間」って小説が20ヶ国だか30ヶ国だかに翻訳されるらしいですが、それも頷けます。隠喩的で、無国籍的なところがあるんですね。

 

新作の「生命式」はまだ読んでないんですが(他に読むもんがあって)たぶん、いい感じで成熟した作品になってるはずです。最近の村田沙也加は特に良いんですよ。脂が乗ってるっていうかね。そういえば芥川賞も受賞しましたが10年遅いですね。まぁ芥川賞なんて全員選ぶ奴バカばかりですからね、仕方ないです。

 

なので、クリエイティビティにおいて男尊女卑をぶちかましているぼくも認めざるを得ない才能である村田沙也加をみなさまも是非ご一読ください。おもしろいですよ。少なくともこのブログ読んでるヒマあったらそっち読んだほうがいいです。

 

 

おしまい