JOKER観ました?ハッハッハ…
映画のJOKERですよ、バットマンの悪役ジョーカーを主人公にした映画。
10年くらい前にダークナイトって映画があったんですけど、そこではヒースレジャーがジョーカー役をやってて、そのジョーカー像がかなり良かったんですね。死んじゃいましたけど。
今回はホアキンフェニックスです。大昔をさかのぼればジャックニコルソンなんかもジョーカーやってるんですけどね、それぞれ良いと思いますよ。肉じゃが作るっていってもそれぞれの家庭によって味が変わるって感じで。
今回JOKERを観て思ったのは「スコセッシだわなコレ」ってこと。特にタクシードライバーとキングオブコメディ。
前者はベトナム戦争帰りのトラウマ抱えた頭おかしい男がアメリカをさまよい大量殺人を起こす物語。後者は有名コメディアンに憧れて女の子にアプローチしたりストーカーしたりする物語。
んでJOKERなんですけど、これすごい悪く言うと賞取り用の映画に観れなくもないんですよね。賞取り用映画とは?物語が程よく単純で現代の世相とも接続しているような映画。
いや別に賞取るのが悪いわけでもないし狙うのも良いと思います。実際ぼくもおもしろく観れましたし。
しかしこの内容をアメコミ原作の映画でやるあたりが現代を映してる気がしますね。だって前出したタクシードライバーやキングオブコメディは現代劇というか、いわば普通の人なんですよ。頭こそおかしいが。
アメコミみたいな虚構にまで現代社会への反映が見てとれるっていうのはなかなか厄介な時代です。
これ、バットマンファンはどう見るんだろうなぁ。
おしまい