目を覚ませ!勝つのは偶然じゃない!

首里城が燃えたじゃないですか。

ニュースをあまり追っかけてないんで原因はよくわかりませんが、とりあえず結果としては全焼したらしいですね。

 

なーんて書き出してみましたけど、実はぼくどうでもいいんですよ、そんなこと。だいたい日本の建造物なんて木造ばっかなんだから、そりゃ燃える時は燃えますよ。恋と同じですよ。

 

しかしぼくは思いますよ。恋は燃えるなどと言うとりますけども、そんなの10代か、せいぜい20代前半までですよ。それ以降の恋愛なんて練炭みたいなもんですから。燃えてるのは燃えてるんだけど、弱く長く燃焼しつづけて、いずれ死に至るっていうさ、そんなんだと思いますね。

 

首里城の話でしたね。なんかツイッターとか見てるとショック受けてるバカとかいるの。再建のために募金だ!とか言っちゃってさ。いや別にいいんですけどね、好きにすれば。…ううん、やっぱバカは言い過ぎでしたね、左巻きくらいにしときましょう。バカは左巻きの意味なんて知らないだろうしちょうどいいですよね。

 

恋の話と首里城の話、どっちがいいですか?どっちも嫌ですか?じゃあEカードの話する?

 

カイジのEカードってあったじゃんか。利根川とやったやつ。ぼく、アレを最初に読んだ時、ルール説明の時点で「これダメじゃない?盛り上がらなくない?」って思ったんですよ。限定ジャンケンなんかはよくできてるなと思いましたよ。カイジ本人も作中で「これは運否天賦のゲームではない…!」って気づいてましたけどね、設定の妙がありましたよ。

 

だけどEカードはEカードで盛り上がりましたよね。あの頃の福本は優秀ですよ。まぁイカサマとか耳を切り落とすとかでの盛り上がってる部分もありますが、最終的に利根川の優秀さを逆手に取るのがいいですよね。

 

初期のカイジに顕著なんですけど、アレってかなりロジカルに作られているじゃないですか。利根川戦でもいいんですが、たとえば限定ジャンケンの最初にバランス派のキャラが出てくるでしょ。グー・チョキ・パーを均等に使っていくってキャラ。あのキャラはバランスという論理に依拠している。そして他のプレイヤーもその論理で動いていると思い込んでいる。まぁそれを逆手に取ってカイジは勝つんですが。

 

あれを読んで学ぶべきことは論理というのは万能ではないということです。様々な論理が世の中にはあり、それらが並列に存在している。ネット上でよく論破って言葉が使われますが、あんなのお前の論理を舞台に戦ってるだけだっていうんですよ。意味ないんですよ。さっきの話で言えばバランス派は安定しているように見えて、別の論理には簡単に王手飛車取りされるって話です。

 

つまり、論理的に見える理屈ってのには罠が潜んでるんですよ。まぁ長くなってきたので明日のブログに分けます。あっ、カイジはちゃんと読んでるよね?もう読んでる前提で話しちゃったけど。まぁいいか。

 

 

おしまい