『もるもる四天王』にすればよかった

唐突ですが、ぼくが「こいつ、盛ってるな…!」と思ってる大げさ四天王を紹介します。

 

1.生理痛

まず、男にはわからないと思ったら、あいつらは平気でウソをつきます。生理痛は大変だ、などと言ってしんどそうにしたり機嫌が悪くなったりしますが、これはかなり盛ってる度が高いでしょう。実際、家事なり仕事なりしてますし、結局はその程度のしんどさだと思われる。ぼくは風邪をひいた時、機嫌が悪くなってるヒマなんてありません。ポカリ飲んで寝てますね。

 

2.出産時の苦しさ

これも男にはわからないと思って盛ってることは間違いありません。「鼻からスイカが出るような痛み」などと言いますが、まずこの比喩の出来が悪い。下手すぎてよくわかりませんし、ウソだし。とはいえさすがに生理痛よりはキツいでしょうし、現代日本ではそうそうないものの、場合によっては死ぬこともあるので盛ってる度は大げさ四天王最弱かもしれません。かませ犬。

 

3.花粉症

現在、コロナでマスク不足ですが、Twitterを見ると「私は花粉症でマスク必要だから譲って欲しい」などと言ってる人がちらほらいました。よくわかりませんね。コロナはまわりに感染させてしまう可能性があるのでマスクをすべきですが、花粉症なんて感染しないでしょう。そもそも鼻水が出たりするだけじゃん。そんなの、赤塚不二夫の漫画のキャラと同じですよ。たかが花粉、致命傷を受けることもないのに、あたかも重病かのように振舞う、大げさ四天王でも強者です。

 

4.大盛り

お店で出てくる大盛りというのは一般的にいう普通サイズです。お店の普通サイズは小盛り。先日、メガビッグマックみたいなのを食べましたが「マクドナルドはメガの意味を知ってるのか?」と疑問はつきませんでした。あれでメガなら、テラビッグマックくらいじゃないと物足りませんね。「大盛り」という言葉で盛っていることを表明しつつも、実は「大盛り」という文句自体を大げさに言っている、というトリッキーな四天王のひとりです。

 

 

以上が大げさ四天王です。

女性限定要素がふたつも入ってますが、これは女性が大げさだということの証左でしょう。普通、漫画なんかを読んでて四天王が出てきても、まぁ紅一点で女性がひとり入ってることはあっても、ふたりはそうそうないです。にもかかわらず、大げさ四天王には女性がふたりも!ここまでエビデンスが揃うと女性陣も反論できないでしょう。

さらにいうなら4の大盛りが大げさ四天王に入ってしまうのも、お店が女性基準で量を考えているからではないかと睨んでいます。結局、この世のほとんどの大げさは女性が関係しているといっても過言ではないのです。髪を盛ったり顔写真を加工して盛るのも女性なのです。彼女らは、盛るのです。

 

今日は良いことを言いました。この大げさ四天王の牙城を崩すのは並大抵の力では無理でしょうが、もし「こっちのほうが大げさ四天王にふさわしいぞ!」と異論があったらお知らせください。

 

 

おしまい