モコモコした話

車、持ってるんですけど。

13年目らしいんですね、今年で。13年っておまえ、干支が1周してネズミがもっかい出てくるだけの年月ですが、そのネズミも乗るのを拒否しそうなくらいボロい。

 

日産モコ。100万ちょっとだったと思いますが、その頃はまだ学生だったので親(不倫してた母親と不倫してたことに落ち込んでた父親)に一括で払ってもらい、毎月親に金を渡していました。

 

ぼくもちゃんと数えてはなかったし親(病気になり死にかけてた母親とふつうに死にかけてた父親)も貰えるだけ貰ったれって感じだったので結局200万以上は払ってると思いますが、それはまぁどうでもいいです。死ねばぼくの元に還ってくるので。

 

ディーラーに行った時に「モコってなんでモコって言うんですか?」と聞いたら「モコモコしてるからです!」と言われたのは覚えています。

それを聞いた時は「あ?なに言うてるんやこいつ大型トレーラーを買って轢いたろかい!」と思いながら「へ…へへ…」と薄ら笑いを浮かべてましたが、後日調べてみたら本当にそういう理由で命名されたらしいです。

なのでモコにしました。ディーラーは本当のことを教えてくれる信頼に足る人物だとわかったので。

 

ちなみにモコは生産終了しています。

あの信頼に足るモコモコおじさんも亡くなってると思います。13年って、それくらいの月日だから。茄子と竹串で作った乗り物に7回くらい乗ってるから、モコモコおじさんも。

 

最初に話の流れで「ボロい」などと言いましたが、本当はそんなにボロくもないです。ネズミも乗らないとか言いたくて嘘ついてしまいました。

いまちょっと確認できないですが、走行距離も5万キロくらいだったと思います。違ったら違ったで、それはそれで。

 

でも手に入れてすぐ、助手席のドリンクホルダー折られました。降りる時にドリンクホルダーに手をついてやんの。助手失格すぎる。

 

でもいまとなっては良い思い出ですね、ていうか良いってことにして自分を騙さないと13年もドリンク置けない現実には耐えられないからね。

 

 

おしまい