ヒマだからって2000文字も書くことないだろう

まぁ浜崎あゆみの話はひとまず置いといて、いま、なぜぼくがこんなにヒマなのかという話をします。

 

今日…5月14日のことですけど、14日の朝から働き、ぼくが家に帰ることができるのは15日の朝になります。

24時間ということになりますが、それでは労働時間がやばいということで、あいだに長い休憩が入ります。で、いまがロングバケーション真っ最中なのでヒマなのです。

 

なにもすることがない、なぜなにもすることがないかといえば、滋賀にいるからです。滋賀ってなにもすることがないってところが特徴だからね。そろそろ県としても観光の目玉として売り出すと思います。コロナ禍で、家に引きこもってなにもしないことがプラスとされる考えができましたので、滋賀県はコロナで得した県のひとつとなるでしょう。

 

いまのぼくは仕事のジャンルを聞かれたら開発と答えるんですが、まぁ部署の名前にも開発って入ってるし、でもあんまりなにを開発してるかの説明をしてもしかたないので、とりあえずここでは割り箸鉄砲の開発としておきます。

 

仕事の流れとしては、ぼくがですね、どんな割り箸を使えばいいか、鉄砲の使いやすさ、輪ゴムの材質の検討、威力の増大、などなどを考慮して設計し、試作の割り箸鉄砲で実験を繰り返し理想の割り箸鉄砲を作るわけです。ここがぼくの仕事となります。床の上が割り箸と輪ゴムだらけになるほどの実験を繰り返すので途中で「この世から木が消滅すればいいのに」と思うとか思わないとかです。

 

このあとは割り箸鉄砲の量産です。ここでは違う部署に仕事が移るので、ぼくは送られてきたデータを軽くチェックするくらいで、ほとんど関係ないんですが、その量産体制がうまくいってない場合もある。そういう時は軍需工場に行くこともあります。で、今回はその軍需工場が滋賀にあるって話です。なにもない滋賀県に割り箸鉄砲を作る仕事と、割り箸鉄砲という武器を伝来したこと、忘れないでほしいです。

 

ぼく、前にこの軍需工場にいたことがあるんです。ちゃんと鉄砲が作られてるかとか、鉄砲を作る設備にトラブルが起きた時に対応したりするんですけど、いまその仕事に就いている人が、人は良いんですけど、その人の良さが災いして仕事に支障をきたすって感じなのです。

本来はその人にすべて任せる、っていうかそれがその人の仕事なんですが、以前ぼくがそこにいたこともあって「お人好し軍曹と良い感じで話し合いつつ工程も人員配置もうまいことおさまるように調整してきてよね」という赤紙的なことを言われてクソ滋賀にまでやってきたのでした。

 

そのお人好し軍曹の作った工程なんかを見ると、工員たちに優しい設計になってるせいで生産がうまくいってないようです。

さすがに「やるべきこと」はやるようになってるけど、「やったほうがいいこと」は基本やらないようになってるし「やってもやらなくてもいいこと」は当然のようにやらないことになってる感じ。

シフトもおかしくて、ぼくはなんとなく滋賀労働者どもの能力や性格も把握しているんですが、明らかに経験が少ない学徒動員って感じの行員しかいない日とかあったりします。工場は24時間365日稼働が基本なので、シフト調整の難しさやコロナの影響もあり、そうなってしまっているのかもしれませんが、鉄砲に不具合が出るのは困ります。人、殺せないからね。

 

なので、ぼくが工程を設計し直したんですけど、これは結局のところ「やったほうがいいこと」を「やるべきこと」にして「やってもやらなくてもいいこと」を「やったほうがいいこと」に、それぞれひとつ段階を上げるって感じなので、学徒たちからのクレーム必至かもしれません。鬼軍曹呼ばわりされるかも。ちなみに現段階ではその新工程はお人好し軍曹には見せてないです。学徒たちを守るためにぼくに特攻して自爆する可能性もある。

 

ただ、データを見ているとシフト的に能力が高い職人工員たちが多い日は、割り箸鉄砲の不良率も基準値に収まってるのです。人、殺せる。なので、工員たちの能力が高ければお人好し工程でもなんとかいけそうなんですが、一朝一夕に割り箸を研いだりするのがうまくなるわけでもないでしょうから、やはり当面はぼくの鬼畜工程でやってもらうしかありません。

 

なんだかぼくが悪者かのような文章になってしまいました。というか実際、工員たちのあいだでは悪者になると思います。ぼくが工員の立場なら、ぼくの家にカラスの生首とか送りつけますね。クール便にせずに送りつけます。いや、そこまでの白骨街道って雰囲気の工程ではないんですし、ふつうにやれば定時内で終わるようにはしているはずなんですが、でも仕事は楽であれば楽な方がいいもんね。まぁお人好し軍曹と話し合って調整はします、はい。

 

 

おしまい