坂本といえば巨人の坂本もキャバ嬢にちんこ舐めてとか言ってたし、やっぱそういうことなんだろう

ぼくは元々、そんなにお酒が好きなタイプではないんです。飲めるのは飲めるんですが、お酒自体が好きなわけではない。まぁアレでしょうね、坂本龍馬もそういうタイプだったらしいですし、ぼくと同じ資質を持ってたんでしょう、あいつ。しかし坂本龍馬好きってクズしかいないから、もともと坂本のことをなんとも思ってなかったぼくもいつしか坂本のことが嫌いになってしまいました。

 

批判や悪口を言うと怒られがちなわけです、なにごとも。しかし、じゃあ褒めてりゃいいのかといえば、そうじゃないと思います。

 

昔、急に絵を描き出して個展だか二科展だかをやると言って調子に乗ってた頃の工藤静香がテレビ番組に出てて、ピカソの絵を見に行ってたんです。そこで工藤が、はっきり覚えてないけど、泣いてたんじゃないかな?感動した!とか言って。おまえは小泉かっての、と90年代半ばの時点で未来を先取りしたツッコミをしたくらい、それを見たぼくは冷めてたんですが、まぁとにかく工藤がピカソを褒めてたんです。

 

そのせいで、幼きぼくはピカソがあまり好きではなくなりました。工藤は適当に言ってただけだと思いますが、もし工藤のセンスで良しとされるものがあるならば、それは世界基準で悪いとされるものでしょう。そこまでは言い過ぎにしても工藤がピカソの絵を褒めると、ピカソの絵の市場価値が下がるんじゃねえの?くらいはいまだに思ってしまいます。

たぶん、お金持ちの人がピカソの絵を買ってセンスを自慢したいのに、それに対して「あ、この絵、工藤静香も好きなんだよね」と言ったら、すごい嫌な顔をするんじゃないでしょうか。少なくとも「よっしゃー!ワイは工藤と同じ感性や!たまらんで!」とガッツポーズをとって喜ぶことはないでしょう。

 

と、このように。

褒めてれば誰からも文句は言われないだろうと思いがちですが、そうとは限らないのです。おまえの褒め言葉は、結果的に貶してるも同然で、その対象の価値を下げてるんだ、ということは往々にしてある。

 

たとえばラジオを聴いてて「こいつのネタ、いつもつまんねーな…」と思ってるハガキ職人Twitterを見てみると、ぼくがおもしろいと思ってた映画なんかを褒めていて「こいつと同じ映画センスだったのか俺は…」と落ち込んでしまいます。

反対なら、良いんですけど。「この人はおもしろいなー!」と感じてる人が、同じような趣味ならうれしいんですが、まぁセンスないやつと同じセンスってなるとね、それはぼくにセンスがないって話でもあるんですけど、そんなことは目の前に突きつけられたくないし、センスないやつは褒め言葉すら自重してほしい。

 

なんでこんな話になったのかわからないですが、ぼく、お酒があんまり好きじゃなくて〜とか言い出した時は、もも水の話をしようと思ってたんです。急に坂本が出てきたせいだな。やっぱクズだわ、あいつ。

 

 

おしまい